奇跡の出会いに感謝…
ご縁を紡いでいただき飛んできたうそ鳥ちゃん♡
2022年ゴールデンウィーク。山口県の主に日本海側へ旅しました。
山口県は今、映えスポットとして人気の元乃隅神社をはじめ、角島大橋や青海島、萩もいい町で、行きたい所がいっぱい…とあちこち検索していると、民芸品で『長門張子』の記事に遭遇しました。
あらっ⤴︎⤴︎ 右下にかわいいコがいます。なんと『オリジナルの鷽(うそ)』と、あるではないですか!(*゚▽゚*) それは是非ともお会いしたい!!
このコです♡ 拡大してみました。なんとも素朴で、かわゆいです(*≧∀≦*)
このコに会える場所が『民芸茶店 長州』とありました。ところが、それはどこ?時間?定休日?等、色々検索したのですが、有力な情報が全くゲットできず、わかったのは、住所が『高杉晋作 生誕の地』の近所…と、なんともアバウトなことだけでした。まあ、いつも通り、見切り発車で行ってきまーす (⌒-⌒; )
『長門張子』は、書いてあった説明によりますと…。
玩具収集家の田中勉さんが、熊本の宇土張子の技術を学び、故郷の萩で長門張子として、1984年から作り始めました。一時的に宇土張子は途絶えていたようで、古い宇土張子の復元やオリジナル作品を創作して、その姿を伝えてきたそうです。それはそれは、とっても貴重な技術を継承されたのですね (╹◡╹)
5月6日午後、民芸茶店 長州さんを訪ねるという目的の他、何かお土産を…と思い、萩の町へくり出しました。
というのも、萩にゃん。からおこづかいを頂いたのです (^з^)-☆
わぁぁ〜なに買おう、なに食べよう、どこに入ろう…やっぱ、ここは思いきって萩焼の器かしら (≧∀≦) などなど思いつつ……萩にゃん。太っ腹 ☆〜(ゝ。∂ ) v
でも目的を達成するのが先です。まずは民芸茶店 長州さんの住所を訪ねました。
しかし、そこにあったのはお洒落なカフェでした。店名も違うし、民芸品が置いてある気配はありません。
で (いつもの通り 意を決して ) お店の中に入り、尋ねました「あのぉ…すみません、ちょっとお聞きしたいのですが…。長州さんはどこにあるか、ご存知ないでしょうか?」
するとカウンターの中にいた優しい雰囲気の女性の方は「そこですよ 」と、路地を挟んでお隣の家を指差しました。
その方向を見ると、確かに喫茶店っぽい造りの家があります。でも看板はありません。
そして…
「2年くらい前に、閉店しましたよ。」
えっ Σ(゚д゚lll) なっ・なんですと!?
。・°°・(>_<)・°°・。
ああぁ…気がつくのが2年も遅かったのですね (/ _ ; ) 残念ながらあのコとは縁が無かったのだなぁ〜 と考えつつ、テンション下降線↘︎↘︎↘︎
落ち込んだ気分を上げるには、美味しいスイーツに限りますよね⁇ ので、ポスターの写真にあった『夏みかんソフトクリーム』をいただくことにしました。「まあ、ありがとうございます。長州さんのおかげだわ〜。」と、にこやかに感じ良く対応してくださいました。
ソフトクリームの写真を撮り忘れましたので (動揺していた?) 、代わりに青海島にある夏みかんの原木の写真を。民家のお庭にありました。
甘い物で少し気を取り直しましたが、まだまだ足りません。スイーツの次に気分を上げる方法は・・? というと、やっぱり買い物ですよね!?
そうそう萩にゃん。のおこづかいでお買い物しましょ〜。来る途中にあった数件の萩焼専門店の中で、気になっていたショップに入りました。
萩焼はシンプルなイメージでしたが、ここ最近は若い方へのアピールで、カラフルな器も登場しているとのことです。広くない店内には所狭しと作品が並んでいます。そんな中から自分の好みのを探し出すのは、とっても楽しいですね ^_−☆ 同じ形&柄でも手作りのため表情や持った時の感触が違い、1点1点が世界でひとつ=オンリーワンなのです。ここ城下苑の奥さまは、あれこれ物色していると丁寧に説明してくださり、こう言い切りました。
「 出会いですから 」
そうですよね〜出会いですね…と、その言葉に後押しされて(?)、つい予定外に自分用のマグカップまで購入してしまったのでした (^◇^;)
会計をしている時、ふっと、この奥さまならご近所の長州さんのことを知っているかも?…と思い、聞いてみました。「 この先の長州さんで作っている張子の作品は、どこで販売しているか知っていますか?」
すると「 張子、ですか? わからないですね。」ま・まあ…ですよね↘︎↘︎
ご近所なのですが長門張子のことはご存知なかったらしく、スマホの画面を見せて、あれこれお話して「実は、長州さんを訪ねてきたのですが、閉店されていて…」と言いましたら、
「長州さんなら、よく見かけますよ。朝、散歩されていて。今朝も見ましたよ。」
そして…。
「よろしかったら電話して差し上げましょうか?」
ええっ、いいんですか〜(*゚∀゚*) 。 お言葉に甘えさせていただきました ʅ(◞‿◟)ʃ
呼び出し音が数回鳴り、出る様子が無く「出ないわ、お留守かしら?」と奥さま。あきらめかけたその瞬間、受話器の向こうに応答がありました。出てくださった… (((o(*゚▽゚*)o))) 鳥肌が立ちました。
私に代わってくださったので、「うそ鳥が欲しくて訪ねてきたのですが。」と言いましたら、「今ちょうど作品を作っているので、待っているので来てください。」とのこと(*⁰▿⁰*)城下苑の奥さまのご厚意で田中さんに繋がることができ、再びここに戻ってきました(((o(*゚▽゚*)o)))♡
ドアを開けると制作途中の張子が並んでいました。
田中さんは右腕の調子が良くないため、お店を2年ほど前にやめ、リハビリをされていたそうです。リハビリではびっくりすることにステンドグラスを作られていて、その作品はとってもステキでした♪( ´▽`)
張子は作っていなかったそうですが、今年に入って、以前、購入されたお客様より『張子の作品が欲しい』とお手紙をいただいたのだそうです。その時、腕の調子がよかったので、作って送ったところ大変喜ばれ、更にまた追加で注文が届いて、ちょうどそれを制作している最中だったのです。
「もうちょっと早く連絡くれれば、一緒にできたのだけど…。今度つくるのは9月だけど、いい?」と聞かれ、「 はいっ! お願いします♡」
うそ鳥ちゃんに関しては、「 天満宮のうそ鳥は木の一刀彫りが多いから、張子で作ったらおもしろいんじゃないか?」と考えて創作したのだそうです。ちょっとした仕掛けも教えていただきました。
わずか1時間くらいの間で、ガクっとしたり↘︎ ( T_T)\(^-^ ) ワクワクしたり↗︎と、まるでジェットコースターのような展開(?) で、自分でも驚いております。
おかげで9月に楽しみができ、うだるような夏の猛暑も乗り越えていけそうです…と考えながらおいとましました(^O^☆♪
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
GWが終わり日常生活に戻った、5月12日(木)夕方、家に戻りますと机の上に小包がありました。何だろう・・? 何か頼んだ覚えはありません。首を傾げていたら家族に言われました。
「 うそ鳥、じゃなぁい?!」
ええー!? だ・だって9月って……と裏返しすると、確かに萩の田中さんからです (*゚∀゚*)
包みをひらくと、几帳面な手作りの箱が3ケ。
更にフタを開けると、丁寧にビニール袋に包まれたうそ鳥ちゃん♡
飛んできたのが、このコたち ♡♡♡
それぞれ個性がありますね。
なんとなく田中さんに似ています (≧∀≦)
お礼のお電話したところ、
「9月にしようと思ったんだけど、今 作っているのに合わせて一緒に作った。塗料もあったし…」とのことで、思いもよらず早く会えることができて、とっても感激です *\(^o^)/*
☆ うそ鳥ちゃん♡
1羽 1500円 + 送料 300円
台座は空洞で、横棒があり、その上に乗っかっています。
覗くと横棒があります。うそ鳥ちゃんは足を軸に前に傾きます
⬆︎「 気を付け〜! 」
⬇︎「 礼〜!」
「 着席〜」は、できないですね (^^;;
遊び心のあるうそ鳥ちゃんです♡
今回、カフェの方、城下苑さん、萩にゃん。に、ご縁を紡いでいただき、ブツブツ切れていた点と点が太い線となって、田中さんに導いていただくことができました。田中さんのタイミングとも合って、我が家に素敵なうそ鳥ちゃんが仲間入りしました♡
城下苑の奥さまの言われた『出会い』。まさしく出会いなくしては、うそ鳥ちゃんに会えなかったのですね ヾ(๑╹◡╹)ノ"
この出会いは『 奇跡 』だと感じております。萩の町でとても心温まる幸せな体験をさせていただきました。萩の皆さま、ありがとうございました。
そして、田中さん。
ご無理を聞いていただきまして、本当にありがとうございました。大切にさせていただきます。
これからも腕の調子と相談しつつ、素晴らしい作品を作って、私たちを楽しませてくださいませ。
9月にまた作品を作る予定とのこと。
作っているところ、見てみたいなぁぁ〜╰(*´︶`*)╯♪♪
☆ メモ_φ(・_・
♦︎ 20220506
20220609 ありがとうございました (⌒▽⌒)